12/06/2009

香港ドルとホットマネー流入?(2)

HKMAによる米ドル買い、香港ドル売り介入は、市中の銀行とHKMAが決済に使用する口座(Aggregate Balance of the banking system、以下"Aggregate Balance")を通じて行われ、HKMAが香港ドルを売った分、このAggregate Balanceが増加することになる。

Aggregate Balanceは日々公表されており、最近はこの額が増加する度に、香港では「熱銭(ホットマネー)」が流入!と騒がれるようである。(HKMA Interbank Liquidity

事実、Aggregate Balanceは、2007年末には10,639百万香港ドル(約1,300億円)に過ぎなかったのに対し、2008年12月末には158,038百万香港ドル(約1兆9千億円)と15倍に増加(HKMA Annual Report 2008 p.49 )、そして先週の12月3日(金)現在では、なんと、302,956百万香港ドル(約3兆6千億円)にまで拡大している。

(つづき)香港ドルとホットマネー流入?(3)へ

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